基本

npmは、Node.jsのパッケージを検索したり、インストールしたりなどパッケージ管理を行うツールです。 npmのパッケージ管理では、グローバルとローカルという区別があります。

ローカルは、現在のディレクトリか上位ディレクトリのnode_modulesディレクトリでパッケージを管理します。 これはディレクトリごとに独立してパッケージ管理できます。

グローバルは、通常パスがとおっている共通の場所にパッケージをインストールします。 そのため、node_modulesディレクトリが無い場所でも、パッケージを利用できるようになりますが、パッケージ管理が共通になるため、 1つのパッケージの異なるバージョンを使用したい場合など対応できないケースがあります。

バージョン確認

npmのバージョンは、オプション--version、または-vで確認できます。

$ npm -v
6.12.1

インストール済みパッケージ確認

インストール済みのパッケージを確認したい場合、npmのlistコマンドを実行します。 オプション無して実行すると、現在いるディレクトリ(ローカル)にインストールされているパッケージを表示します。

npm list [オプション]
オプション-gを付けて実行すると、グローバルにインストールされているパッケージを表示します。

ローカルの確認

ローカルにインストールされているパッケージ一覧を表示する場合、オプション無しで実行します。

npm list

例 /home/vagrant/work/test_js ディレクトリで実行

$ npm list
/home/vagrant/work/test_js
└── (empty)

グローバルの確認

グローバルにインストールされているパッケージを表示する場合は、オプション-gを付けます。

npm list -g

例 CentOS 7で、グローバルにインストールされているパッケージを確認すると、以下のようになります。

$ npm list -g
/usr/lib
└─┬ npm@6.12.1
  ├── abbrev@1.1.1
  ├── ansicolors@0.3.2
  ├── ansistyles@0.1.3
  ├── aproba@2.0.0
  ├── archy@1.0.0
  ├─┬ bin-links@1.1.3
  │ ├── bluebird@3.5.5 deduped
...
...
  └─┬ write-file-atomic@2.4.3
    ├── graceful-fs@4.2.3 deduped
    ├── imurmurhash@0.1.4 deduped
    └── signal-exit@3.0.2 deduped