Virtaulboxでの作業
boxをスクラッチで新規に作成するためには、boxの基となる環境を用意する必要があります。 ここではVirtualBoxの仮想マシンにboxの元となるOSを準備について説明します。
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Virtualbox仮想マシンの準備
- オーディオ
- USB
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OSの準備
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モジュール
- kernel-devel
- kernel-headers
- gcc
- perl
- dkms
CentOS 6.6 minimalをインストールするための仮想マシンを用意します。 これはVirtualboxで、CentOS用の仮想マシンを普通に作成します。 ただし、Vagrantの公開しているドキュメント”CREATING A BASE BOX” のPERIPHERALSに書かれているように、以下のデバイスはVagrantで必要ないので、無効にしておきます。
作成したVirtualboxの仮想マシンに、CentOS 6.6 minimalを最小構成でインストールします。
今回は、できるだけ最小限のシステムにするため、box作成に必要な以下の最低限のモジュールだけインストールします。
カーネルアップデート
box作成では、kernel-headersなどが必要になります。そのため、最初にkernelにアップデートします。
# yum update kernelアップデート後は、OSを再起動します。 再起動しないと、動作しているOSが最新カーネルになっていないので、box作成に失敗します。
yumでのインストール
カーネルのアップデートが完了したら、dkms以外をyumでインストールします。
# yum install kernel-devel kernel-headers gcc perl
dkmsインストール
dkmsはrepoforegにありますので、以下からCentOS6用のrpmを取ってきます。 今回は、dkms-2.1.1.2-1.el6.rf.noarch.rpm になります。
http://pkgs.repoforge.org/dkms/
curlでダウンロードする場合は以下のようになります。
# curl -L -o dkms-2.1.1.2-1.el6.rf.noarch.rpm http://pkgs.repoforge.org/dkms/dkms-2.1.1.2-1.el6.rf.noarch.rpmダウンロード後、インストールします。
# rpm -ivh dkms-2.1.1.2-1.el6.rf.noarch.rpm注. インストールにはgccが必要になります。