CentOS7では、PHPのデフォルトのバージョンが 5.4 になります。 デフォルトより新しいバージョンを使用したい場合は、Epelとremiレポジトリを追加して、 必要なバージョンのPHPをインストールする方法があります。
レポジトリ追加
CentOS 7のEpelとRemiレポジトリの追加方法
EPEL
EPELは、Extra Packages for Enterprise Linux の略で、エンタープライズ Linux 用の拡張パッケージを追加するためのレポジトリです。
yum install epel-release
Remi
Remi's RPM repositoryは、最新PHPを使用できるようにすることなどを目的としたレポジトリとのことです。
EPELを追加したあと、CentOS7の場合、以下を実行します。
rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpmすると、デフォルト以外のバージョンのPHPパケージをインストールできるようになります。
デフォルト以外のPHPパッケージのインストール
デフォルト以外のPHPを使いたい場合は、EPELとRemiレポジトリを追加しておきます。
PHP 7.4のインストール
PHP 7.4をインストールする場合、パッケージ名は、php74-xxxxxの形式になります。 基本パッケージのインストールは以下になります。
yum install php74-php php74-php-cli php74-php-common php74-php-devRemiのパッケージは、/opt/remi/ 以下にインストールされるため、PHPの実行ファイルは以下になります。
/opt/remi/php74/root/usr/bin/php使いやすいように/usr/bin/にシンボリックリンクを作成します。
ln -s /opt/remi/php74/root/usr/bin/php /usr/bin/php
php.iniは、以下になります。
/etc/opt/remi/php74
必要なパッケージ
良く使用する機能や、フレームワークなどで必要な機能のインストール
yum install php74-php-gd php74-php-intl php74-php-json php74-php-mbstring php74-php-xml
データベース
データベースを使う場合、PDOと使用するデータベース用パッケージをインストールします。
yum install php74-php-pdoMySQLの場合
yum install php74-php-mysqlndPostgreSQLの場合
yum install php74-pgsql