ログファイルや一時ファイルなどが大きくなりすぎて、ハードディスクが一杯になりそうな場合があります。 そのような場合、ファイル削除でなくファイルの中身をカラにしたいときがあります。 ファイルをカラにするコマンドについての説明です。
ヌルコマンドでファイルをカラにする
ヌルコマンド":"は、何もしないコマンドですが、これとリダイレクトを使えばファイルをカラにすることができます。
:> [カラにするファイル]ヌルコマンドの実行結果は何も無いカラになります。 リダイレクトはヌルコマンドの実行結果のファイル作成することになり、結果カラのファイルが作成されます。 対象ファイルが既に存在しても上書きになります。
カラにしたいファイルが、/var/log/mysqld.logの場合、コマンドラインで以下のように実行します。
:> /var/log/mysqld.log
echoコマンドでファイルをカラにする
ヌルコマンドの方が簡単ですが、echoコマンドでもファイルをカラにすることができます。
カラにしたいファイルが、/var/log/mysqld.logの場合、コマンドラインで以下のように実行します。
echo -n '' > /var/log/mysqld.log
/dev/nullでファイルをカラにする
/dev/nullでもファイルをカラにすることができます。
カラにしたいファイルが、/var/log/mysqld.logの場合、コマンドラインで以下のように実行します。
cat /dev/null > /var/log/mysqld.log