1. console
  2. debug
    • rhgb quiet

      Linuxのカーネルが起動する時、起動オプションを指定することができます。 起動オプションの詳細については  www.kernel.org/doc/Documentation の Kernel Parameters に説明があります。

      console

      シリアルコンソールを使用する場合などに指定します。 シリアルコンソールは、KVMでゲストOSとして動作させる場合に設定しておくと、ホストOSから virsh console コマンドで接続することができて便利です。

      参考

      Kernel Parameters からコンソール部分を抜き出すと、以下のようになります。

          console=    [KNL] Output console device and options.
      
              tty<n>    Use the virtual console device <n>.
      
              ttyS<n>[,options]
              ttyUSB0[,options]
                  Use the specified serial port.  The options are of
                  the form "bbbbpnf", where "bbbb" is the baud rate,
                  "p" is parity ("n", "o", or "e"), "n" is number of
                  bits, and "f" is flow control ("r" for RTS or
                  omit it).  Default is "9600n8".
      
                  See Documentation/serial-console.txt for more
                  information.  See
                  Documentation/networking/netconsole.txt for an
                  alternative.
      
              uart[8250],io,<addr>[,options]
              uart[8250],mmio,<addr>[,options]
                  Start an early, polled-mode console on the 8250/16550
                  UART at the specified I/O port or MMIO address,
                  switching to the matching ttyS device later.  The
                  options are the same as for ttyS, above.
      
                      If the device connected to the port is not a TTY but a braille
                      device, prepend "brl," before the device type, for instance
                  console=brl,ttyS0
              For now, only VisioBraille is supported.	

      • ttyS<n>[,options]

      • 設定例
        console=ttyS0,115200n8r

        console=ttyS<n> のあとには bbbbpnf、または bbbb の形式で通信速度やパリティなどの指定します。

        bbbb 通信速度(ボーレート)の指定で、 9600 や、115200などを指定します。デフォルトは9600になります。
        p パリティの指定を行います。n はパリティなし。 oは偶数。 eは奇数になります。デフォルトは ”パリティなし” になります。
        フロー制御の指定を行います。r は RTSで、”ハードウェアフロー制御を使用する” になります。 省略したときは ”フロー制御なし” になります。

        bbbpnf、またはbbbbの形式の指定が無い場合は、デフォルトの 9600n8 になります。

        注意. シリアルコンソールのオプションを指定する場合、 以下のように tty0 も指定しておきます。

        console=tty0 console=ttyS0,115200n8r

        参考.  

      debug

      指定すると、カーネルデバッグが有効になります。

        rhgb quiet

        rhgb は Red Hat Graphical Boot の略で、Red Hatのブート時のグラフィック表示のことです。 その表示をオフにしたい場合、rhgb quietを指定します。 Red Hat系のFedoraやCentOSでも指定可能で、 Fedora 15や CentOS 6.0 ではデフォルトで指定されています。

        default=0
        timeout=5
        splashimage=(hd0,0)/boot/grub/splash.xpm.gz
        hiddenmenu
        title CentOS (2.6.32-71.el6.x86_64)
           root (hd0,0)
           kernel /boot/vmlinuz-2.6.32-71.el6.x86_64 ro root=UUID=c10bf015-91bf-4b51-9d83-e223ddf177ae
                      rd_NO_LUKS rd_NO_LVM rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=ja_JP.UTF-8 KEYBOARDTYPE=pc 
                      KEYTABLE=jp106 crashkernel=auto rhgb quiet
           initrd /boot/initramfs-2.6.32-71.el6.x86_64.img